弁護士法人萩原総合法律事務所(茨城県筑西市・常総市・ひたちなか市) | 法人の方の法律相談:債権回収

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債権回収について

1.はじめに

一言に債権回収といっても、様々な手段があります。また、実行する時期や手段の選択・組み合わせ方などにより、費用や解決までの時間、相手に与えるダメージなども異なります。債権回収の実行で重要なことは、多岐にわたる考慮事項をしっかりと洗い出し、具体的な戦略を立てることです。

弁護士法人萩原総合法律事務所(茨城県筑西市・常総市・ひたちなか市)では、県内最大級の事務所スケールを活かし、依頼者様との綿密な打合せ、様々な角度からの事案分析やシミュレーションを行い、具体的な戦略を立てて債権回収をお手伝いすることができます。

2.債権回収の現場

(1)予防法務的視点

債務者が破産等の法的手続きを開始してしまうと、債権回収が困難になってしまうケースがあります。したがって、債権回収においても、常日頃から有事に備える「予防法務的視点」が重要になります。

例えば、従来の契約書の内容や条件の見直し、納品場所や商品の管理状況の把握、債務者の主要取引先の調査などをするだけでも大きく異なります。

(2)迅速かつ適切な行動

債権回収の現場では、「迅速かつ適切な行動」が重要です。例えば、ある取引先に商品を納入していたところ、取引先が突然代金を支払わなくなったため、取引先を訪問したところ、営業停止状態になっていたとします。

このような状況で売掛金を回収するためには何をすべきでしょうか。
例えば、有事に備えて日頃から集積した情報を下に、現状把握を迅速に行い、契約書の条項に基づき、約定担保権を実行して債権回収を図ることができるかもしれません。また、商品が転売されてしまった場合には、債務者の主要な取引先を割り出し、動産売買先取特権に基づく物上代位により転売代金を差押えることで債権回収を図ることができるかもしれません。しかし、このような回収までの手段とプロセスが瞬時に浮かばないようであれば、当然のことながら行動もできません。したがって、その時点で他の債権者に大きく後れをとることになります。

いずれにしても、迅速かつ適切な行動を選択することが損害を最小限に抑えることに繋がります。そのためにも、常日頃から有事の際に「迅速かつ適切な行動」を選択できるようなネットワークを構築しておくことが肝要です。

(3)回収可能性

ご存じのとおり、裁判で勝訴しても相手が任意に支払いをしなければ、債権は未回収のままです。したがって、その場合、通常は民事執行法に規定されている手続に基づき強制執行を実施します。しかし、いざ強制執行に着手しようとしたものの、方々手を尽くして財産調査をした結果、強制執行により回収できる財産がなかった場合どうなるでしょうか。それまでに費やした時間と費用はすべて水の泡になってしまいます。

このように「回収可能性」の見極めを誤るとすべて徒労に終わることがあります。債権回収で重要なことは、回収したい金額と実際に回収が見込める金額、回収のために投入しなければならない人的物的資源の多寡、回収までに要する時間などを慎重に吟味することです。もちろん、回収可能性があるか否かについては万策を尽くし、その可能性を広げることが最優先であることは言うまでもありませんが、それでも回収可能性がなければ回収を諦めるというのも1つの選択肢になる場合があります。

弁護士法人萩原総合法律事務所(茨城県筑西市・常総市・ひたちなか市)は、依頼者様の利益を最大化すべく、回収可能性を考慮したアドバイスを提供いたします。

3.おわりに

取引は基本的に合意に基づきます。その合意は、交換する価値の均衡が保たれていることを前提にしています。しかし、商品を納めたのに代金を支払わない場合を例にとると、一方がその均衡を崩していることになります。このようなことが頻発すれば、怖くて誰も取引をしなくなり、ひいては円滑・健全な商取引を阻害する要因にもつながります。弁護士法人萩原総合法律事務所(茨城県筑西市・常総市・ひたちなか市)は、依頼者様の利益を最大化する(交換価値の均衡を保つ)ことが、ひいては円滑・健全な商取引に資すると考えております。

弁護士法人萩原総合法律事務所(茨城県筑西市・常総市・ひたちなか市)は、法人・個人を問わず、広く債権回収でお悩みの方のご相談に対応しています。ぜひ気軽な気持ちで相談にいらして下さい。

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